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心的外傷後ストレス障害(PTSD) [心的外傷後ストレス障害]


心的外傷後ストレス障害(PTSD)は過去における悲惨な体験や
体に加えられた危害や恐怖、またはそれを暗示するものに苛まれ
苦しめられる病気です。


心的外傷後ストレス障害にはふたつのタイプがあります。


ひとつは災害や戦争、事故、犯罪など単一の強いストレスを
受けた後に発症するもの、もうひとつは長期に渡り反覆して
受けたストレスにより発症するタイプです。


ただ後者の場合は症状が複雑で人格障害や記憶喪失、
多重人格などと重なって現れることもあり非常に複雑ですので、
一般的に心的外傷後ストレス障害(PTSD)という場合は、前者の
単一の強いストレスを受けた後に発症するタイプのものを言います。


従って、以下では主にこのタイプの心的外傷後ストレス障害
についてお話します。



心的外傷後ストレス障害の患者は、過去において実際に自分に
危害を加えられたか、あるいは自分でなくても身近な人が同様の
目に遭うなどして心に傷を負っています。



戦争で兵役を経験した人によく起こることはベトナム戦争で
広く知られる様になりましたが、その他にも例えばレイプや誘拐、
虐待、車や飛行機の事故、台風や地震、洪水などの自然災害など
を経験しても起こることがあります。


日本では阪神・淡路大震災の後、多くの被災者にこの
心的外傷後ストレス障害の症状が現れたことですっかり
有名になりました。


その他にも古くは地下鉄サリン事件や、比較的新しいところでは
JR西日本の福知山線脱線事故の被害者にも心的外傷後ストレス障害
で今でも苦しんでいる人がいます。


この障害のある人は過度の驚愕反応があり、同時に身近な人への
同情心が失われます。



身の周りのことへの興味もわかず愛情を示さなくなり、次第に
攻撃的になって行きます。



特に子供の時の虐待やイジメ等が原因で心的外傷後ストレス障害に
なった人には非常にキレやすい人が多く見られます。



心的外傷後ストレス障害の代表的な症状は大きく分けて
「再体験症状」、「過覚醒症状」、「回避症状」の三つがあります。



再体験症状というのは、過去に自分や自分の身近な人の身に
自然災害や事故、犯罪などによって大きなダメージを受けた時
などに現れ、心的外傷後ストレス障害の症状の中では最もよく
見られるものです。



寝ている時にその光景が浮かんで悪夢に襲われたり、その出来事を
思い出させる音などを聞くと当時の場面がフラッシュバックと
なって蘇えったりします。



例えばドアがばたんと閉まる音を聞くと、レイプ犯に室内に
閉じ込められたイメージに襲われるといった具合です。



福知山線の脱線事故の被害者にはいまだに電車に乗れない方も
おられるそうですが、この方達は電車に乗ると当時の状況が
フラッシュバックするのでしょうね。



フラッシュバックに見舞われると半狂乱になる人もいます。



過覚醒症状では、事件などの後常に不安に襲われ平常心になれない
状態が続き、夜眠れないなどの症状が現れます。



この症状は他の不安障害や不眠症などでも見られる症状なので、
専門医でも患者の話をよく聞かないと心的外傷後ストレス障害と
分からないことも多いと言われています。



回避症状というのは、トラウマとなった過去の出来事やそれに
つながるものを乗り越えようとしないで、当面はとりあえずそれを
意識の中から遮断してしまおうとする症状です。



要するに逃げの姿勢ですが、この姿勢ではなかなか症状が
改善されません。



又、逃げの姿勢は最後にはいわゆる「引きこもり」にも
つながりますので、あまり好ましい症状ではありません。



心的外傷後ストレス障害は肉体的なものばかりでなく、
言葉による暴力が原因になることもあります。



言葉の暴力も肉体的な虐待と同じくらい罪なものなのだと、
私達は気付かなくてはなりません。



特に匿名性が高いインターネットでのイジメは、現代社会の
大きな問題になっています。



それがトラウマになって将来心的外傷後ストレス障害や、
その他の不安障害になる人もおそらく現れるのではないかと
思われます。



ただそうは言っても過去にトラウマとなった出来事を経験した
人全員が、心的外傷後ストレス障害になるわけではありません。



その出来事に自分なりに対処し前進して行ける人も大勢います。



一方で専門家のセラピーや薬での療法が必要になる人がいるのも
事実です。



心的外傷後ストレス障害はその原因となる出来事が起きて
数ヶ月してから始まり、その後何年も続くこともあります。



医師は症状が少なくとも1ヶ月以上続くようであれば、
心的外傷後ストレス障害と診断します。



虐待など繰り返し加害されることが慢性のトラウマとなってしまい、
最終的に心的外傷後ストレス障害と診断される人もいます。



この様な長期に渡る虐待などが原因の心的外傷後ストレス障害は
先にも述べた様に人格障害や記憶喪失、多重人格などの症状と
一緒に現れることが多い為、複雑型心的外傷後ストレス障害
(複雑型PTSD)と呼ばれ、一般的な心的外傷後ストレス障害
(PTSD)とは区別されています。



ではこの心的外傷後ストレス障害の患者数は、いったいどのくらい
いるのでしょうか?



日本ではまだ公式なデータがありませんので患者数は分かりません
が、心的外傷後ストレス障害の研究が進んでいるアメリカでの患者
数は700 万人以上と言われています。



ですから日本も調査すれば、おそらく数百万人単位の患者数になる
でしょう。



心的外傷後ストレス障害は子供の頃に始まり、大人になっても
なお続いている人もいます。



男性よりも女性の方が罹りやすく、薬物乱用やうつ病、不安障害や
不安発作と組み合わされている場合もあります。



⇒パニック症候群克服【がんばりすぎず、あきらめない】









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